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  4. 「食品衛生学実験」 vol.6 ~大腸菌群の分離~

[ 2014.05.16 ]

研究

今回の実験は「大腸菌群の分離」実験です。

大腸菌群とは、食品衛生のなかで使われる特殊な言葉で、「大腸菌を含め、それと同じような性質をもつ細菌の仲間」のことです。
大腸菌群には、「大腸菌をはじめ糞便にいる細菌」と「土や水など自然界に広く存在する細菌」が含まれます。
大腸菌群は適切な管理が行われていれば検出されないことから、衛生状況を示す指標(目じるし)のひとつとして広く試験が行われています。
大腸菌群検査用の培地は、写真にある赤い色をしたデソ培地です。この培地をつかって培養すると、大腸菌群は赤いコロニーを作るので、見分けやすくなります。

今回もまた、実験の班ごとに試料を用意してもらいました。
試料は、レタス、カット大根、ウィンナー、マグロの刺身(昨夜の残り物)など食品が主でしたが、中にはスポンジ(食器の洗浄に三ヶ月使ったモノ)を持ってきた班もありました。
特にスポンジの細菌汚染は有名です。学生たちが持参した試料をざっとみて、そのセンスの良さに一安心しました。
さあ、実験です!どのような結果が出るか今から楽しみです。
結果は、次回に報告します。

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