本年度、本学の人間健康学部スポーツ健康学科に、沖縄からの学生が入学しました。
長野県松本市からはずいぶんと遠方である沖縄県から、どのように進学を考え、今何を感じているのか、入学後間もないこの時期の心境を伺いましたのでご紹介します。
県外から本学への進学を検討される受験生の皆さんは、参考としてぜひご一読ください。
- 沖縄県から、長野県にある松本大学を選んだ理由は?
- 養護教諭になる勉強がしたかったんです。沖縄やその周辺にも養護教諭の資格をとれる大学はありましたが、選択肢が教育学部や看護学部しかなく、それらの学部では養護教諭の学びに重きをおいてはいませんでした。
養護を専門的に学べる他の選択肢としては、女子短大がありましたが、将来の仕事を考えると、男女含めいろいろな方と接することでコミュニケーション力を養いたく、共学の大学を希望しました。
松本大学のスポーツ健康学科では「子どもの心と体の育成」を専門分野の一つと位置づけ、学術的な学びとともに保健体育や養護教諭の免許取得を目指すことができるので、ここに決めました。
- 養護教諭を目指すキッカケなどはありましたか?
- 中学生の時に友人同士でケンカをして困っていたときに、親身に相談にのり助けてくださったのが養護教諭の先生でした。その影響から、自分もイジメや友だち関係に悩む子どもたちをサポートできるような養護教諭を目指すことにしました。
- 数ある大学の中から、どのようにして松本大学を知ったのですか?
- 母に協力してもらい、全国の大学からとにかく資料を集めて、養護教諭の資格取得ができる大学を探して知りました。
- 松本に来て、この地域をどのように感じていますか?
- (沖縄に比べると)とても寒いことと、周囲を山に囲まれていることが、育った環境と真逆でびっくりしました(笑)。
また、友人同士で名前を呼ぶ時に、沖縄では下の名前で呼び合うのにこちらでは名字や「さん」付けが一般的であることを知ったり、沖縄にはない電車が走っていたりと、いろいろと文化の違いを感じました。
- 沖縄を離れ、遠方に進学することに抵抗はありませんでしたか?
- 私はほとんどの時間を沖縄で過ごしてきましたが、自分の視野を広げるためにも、1度は県外に出るべきだと思っていました。
しかし、もし沖縄の大学に進学した場合その機会は就職時となりますが、就職でこの地を離れた場合、沖縄に戻ってくることは難しいと考えました。
大学進学時に県外に出れば、多くの経験をした後、再び故郷の沖縄に戻ることもできると思い、進学を決意しました。
また、私の通っていた興南高等学校はスポーツが盛んで、大学と同経営の松商学園高等学校のことはよく知っており、松本大学にも安心感がありました。
- どのような大学生活を送りたいでしょうか?
- 4年間で長野県という地域のことをめいっぱい知れるよう、いろいろな体験をしてみたいです。特に松本大学では、地域と連携して実習を行う「アウトキャンパス・スタディ」や、信州の大自然の環境から学ぶ「野外活動」など、座学では味わえない地域体験ができることが魅力で、楽しみにしています。