スポーツ白書2014:表紙
スポーツ白書:P188に掲載
人間健康学部スポーツ健康学科長 吉田勝光
昨年1月30日に本学は長野県総合型クラブ連絡協議会、長野県体育センターと総合型地域スポーツクラブの普及・支援を目的として、連携協定を結びました。このたび、『スポーツ白書2014』(笹川スポーツ財団、2月28日発行)において、「○総合型クラブにおける民・学・官の連携」とのタイトルで、同連携協定が全国的にも珍しい事例として取り上げられました(掲載内容は下記のとおり)。
『スポーツ白書』は、3年に1度、同財団から刊行され、スポーツに関する整理された情報や特徴的な事案を掲載しています。同財団はスポーツ専門シンクタンクとして、研究調査活動や国・自治体への提言を行っています。今回の記事は、「地方自治体による総合型クラブの支援」に関する項の中で、特徴的な例として紹介されたものです。
三者連携協定により、三者の協力体制は厚くなり、この1年間に、健康運動指導、イベント等での学生派遣、卒業研究でのアンケート協力を始めとして、「シンポジウム:地域スポーツジャーナルと地域スポーツ」や「セミナー:長野県の総合型地域スポーツクラブと大学との協働」の開催等、様々な支援や事業を展開できました。今後においても、更に連携の実を上げられると確信しています。
記
「○総合型クラブにおける民・学・官の連携
2013年1月、長野県内の総合型クラブの普及・支援を目的として、長野県総合型クラブ連絡協議会、松本大学、長野県体育センターの三者による連携協定を締結した。総合型クラブに関して、民間団体、大学、県レベルの行政機関の連携協定は珍しいケースである。松本大学の学生は、「スポーツマネジメント論」などの授業で総合型クラブを学び、アウトキャンパススタディとしてクラブに出向き活動している。県体育センターは、調整・仲介役としての機能を担い、クラブからの学生派遣依頼、大学からの各種アンケート実施依頼などの窓口となっている。現在、長野県内62クラブ中16クラブが大学と連携した活動を行っている。」