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[ 2014.02.18 ]

研究

総合経営学科 教授 兼村智也

さる2月18日~21日、NPO法人アジア起業家村推進機構「厚生労働省地域人材育成実習プログラムセミナー」の派遣メンバーの1人として、ベトナムのバリアブンタウ省を訪問してきました。
チャイナ・リスクが再認識されるなか、日本企業のベトナムへの進出はここ数年、飛躍的に拡大しています。
バリアブンタウ省はベトナム南部の大都市・ホーチミン市(旧・サイゴン)から車で2時間ほどのところにある地域ですが、ここでは省をあげて進出する日系企業を支える人材育成に積極的に取り組んでいます。
このセミナーは同省のバリアブンタウ大学と省立職業訓練校を訪問し、そのお手伝いをしようとするものです。

筆者はベトナム人の学生たちにベトナム発展に向けた課題、そのなかで果たす日本企業の役割やベトナムとの連携の重要性について、お話しをしました。写真でもみるように教室は大勢の学生であふれ、日本ではちょっと感じられない熱気につつまれていました。これは自分たちの成長への期待や希望、そのために日本や日本企業から学ぼうとする姿勢の表れに他なりません。

隣国の韓国や中国とは良好な関係にないなかで、ベトナムにみるこうした期待や希望を達成するお手伝いすることは日本や地域の発展にとって重要な課題であることに違いありません。そのためには日本を知ってもらう、あるいは現地のことを知る機会がますます重要になります。
自身も「草の根」での教育や研究活動を通じて、微力ながらこうした一助になっていければと思っております。

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